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白象の普賢

2009 年 2 月 7 日

仏の心を学ぶものは白象の普賢に出会うといわれています。

高野山時代、高野山霊宝館で、国宝金銀字一切経(中尊寺経)4,296巻を調査中、たまたま出会った感動の一巻が、『超日明三昧経』巻下です。経典をひもといた瞬間、象に乗った見事な普賢菩薩が飛び出しました。

そこには、深い山の洞窟で、修行に没頭する行者の眼前に、白い象に乗った普賢菩薩が影現する様子が描かれていました。とても1,000年以上前に製作されたものとは思えない美しいものでした。

この見返絵と出会ったとき、なぜか、時間も空間も飛び越え、画面向かって左下の行者と一体になるような、なつかしさを覚えました。まだ私が僧侶になる前のささやかな経験です。



白象の普賢菩薩

「超日明三昧経巻下」



また『法華経』を支持する経典に『普賢観経』があります。天台大師智顗は、常に禅定の悦びを楽しみながら、『法華経』といっしょに『普賢観経』を読んでいたそうです。この経典にも白象の普賢が現れます。

それは、まさに冥想する行者のビジョンとして、次のように説かれています。

行者は普賢の世界を観ずる。身量無辺の普賢が白象に乗って現れ、象の六本の牙の端に六つの浴池があり、一々の浴池に十四の蓮花が開き、一々の華の上に玉女が坐し、大象が歩くに従って七千の象を生じ、それらを眷属としてしている。象が口を開くと、それぞれの玉女が鼓を打ち弦を鳴らして歌い、大乗の一実の道を讃歎する。普賢は眉間より白豪の大光明を放つ。行者はこの光景を見終わって遍く十方一切の諸仏を礼拝し、普賢もまた行者をして十方一切の諸仏を憶念し見せしめる… (以下略)

 
カテゴリー: よもやま話 タグ:
  1. ぞうさん
    2009 年 2 月 9 日 23:29 | #1

    普賢さん美しいですね。この絵は心に残ります。新しくなったHPもさらに見易くなりましたね。

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