心をひらく第一歩
過日、高野山大学からパンフレットが届きました。八葉蓮花をあしらったゴージャスなものでした。
学部案内のページをパラパラめくっていると、あらっ、びっくり! 昨年、高野山足湯隊の活動に関する文章がありました。
昨年12月、たまたま大学からオファーをいただき、高野山大学「地域の問題を考える連続講義」で、高野山足湯隊の足湯による傾聴ボランティアについて3度ばかりお話しをさせていただく機会がありました。
同講座を受けられた学生さんのインタビューが掲載されていました。
知識と行動、両方の学び
これからの僧侶に必要なもの昨年、総合科目の実習で、震災にあった方々
に足湯に入っていただくボランティアを体験した
ときのことです。辛い目にあった方にリラックスし
ていただく、こころを開いていただくことは、本当
にたいへん。今まで、ボランティア体験もしたこと
がなく、どうお声がけしたらいいのかわからず戸
惑いましたが、この経験で、お話を聴くことがこ
ころを開く第一歩であることを知りました。これ
からの僧職は、知識だけではなく、行動も必要
であると感じました。また、僧侶だからできる社
会貢献もあることを体感することができました。
そして、知識はもちろん実践を通じて、地域
の方々から信頼される僧侶をめざしたいと思い
始めました。また、ライフワークとして食のことも
学習し、いのちの大切さを伝えたいと思います。
知識と行動、その両方を体系的に学べる伝統
と校風が、僧侶としての指針を示してくれている
ように思います。
弘法大師空海が、密教を極めただけでなく、
優れた社会事業家でもいらっしゃったことを胸
に、その末端に繋がる者として、未来に向かい
たいと思います。
山下良子
2回生
奈良県立畝傍高校出身
彼女は、実際に被災地での足湯による災害ボランティアは未経験ですが、同講習会3コマ目の実践さながらの足湯ロールプレイを経験し、その場で「足湯 をする側(足湯隊の立場)」と「足湯を受ける側(被災者の立場)」の双方を体験し、そこから自身が感じ得たことを述べています。
前途有望な若い方々に、高野山足湯隊の傾聴作法を伝えることができたことはこの上ない喜びです。
ありがとうございました。




高野山足湯隊は終了しても、まだまだ発展していきますね。
それぞれの心の中で…