伊達直人
2011 年 1 月 12 日
何かと話題の伊達直人、金沢にも登場。
プロレス漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗るランドセルなどの寄付が各地で相次ぐ中、金沢市平和町の児童養護施設「享誠塾」にも十日、伊達直人を名乗る男性から、果物の盛り合わせが届いたとか..
また、奈良では、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」の友人を名乗る人物などから、文房具の贈り物やランドセルの寄贈依頼があったとか..
そのうち、高野山の「こうやくん」の弟もあらわれるかも。
タイガーマスク県内にも
全国で相次いでいる、漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人を名乗った児童養護施設などへのプレゼントが、金沢市平和町の児童養護施設「享誠塾」(杉本一省施設長)にも届けられた。享誠塾の職員たちは「色々な人が子どもたちを気にかけてくれている」と感激した様子だった。
職員の斉藤新治さん(23)によると、10日午後2時半頃、施設玄関前で除雪をしていたところに30歳代後半ぐらいの男性が1人で現れ、「子供たちに食べさせてあげてください」と包みを手渡し、名前を聞いても名乗らず、車で立ち去ったという。「伊達直人」と記された手紙と共に届いた果物の盛り合わせと、受け取った斉藤さん(金沢市平和町の享誠塾で)
包みを開くと、中のカゴにメロンやリンゴ、イチゴなど10個以上の果物が入っており、同封された手紙には「群馬から始まった善意の和(輪)、感銘しました。私も微力ながら力になりたくて……子どもたちに笑顔を!」と書かれ、「伊達直人」と署名が記されていた。
享誠塾では現在、親と暮らせない3~18歳の45人が共同生活しており、果物は11日の夕食後、子どもたちに振る舞われた。杉本施設長は「何かの思いを形にと考えられたのではないか。施設の様子が報道され、子どもたちのことが理解してもらえて良かった」と話している。
タイガーマスクはこのほか、金沢市役所や加賀市の児童養護施設にも現れた。金沢市役所では11日午前9時20分頃、市民課案内窓口に、50歳代とみられる男性が突然、職員に封筒を差し出し、「子どものために」と一言だけ残して立ち去った。封筒の中には現金10万円と手紙があり、「わずかではございますが子供達のために役立てていただければ幸いです 伊達直人」とあった。市は、寄付として受け取り、児童養護施設の子どもたちのために役立てるという。
さらに、加賀市片山津温泉の児童養護施設「伊奈美園」では、11日昼過ぎ、玄関先にキャラクターものの文房具が入った袋が置かれており、手紙には、やはり「伊達直人」と署名があったという。
(2011年1月12日 読売新聞)広がる「タイガーの輪」、受け取り側には戸惑いも…
漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗り、全国の児童施設に贈り物が届けられるなか、県内でも10日から11日にかけて各施設に善意が届いた。識者は「寄付がイベント性を帯び、共感の輪はより広がっていくのでは」とみる。一方、拡大する“騒動”に、受け取る側からは戸惑いの声も漏れ聞こえてきた。
「24時間テレビのようなイベント性が出てきた。福祉に関心がなかった人も、より参加しやすくなるのでは」と話すのは漫画家のはた山ハッチさん。辛口の風刺で知られるはた山さんだが「さすがに、とやかく言う気にはなれない」という。
では、共感の輪はなぜここまで広がったのか。「児童施設の子どもたちは格差社会の最底辺。このままでいいはずがない、という認識は広く共有されている証拠だろう。もちろん、寄付は日常的に行われていてもいいわけだが」
明治学院大学社会学部の岡伸一教授(社会保障論)は、今回の運動が一過性の盛り上がりに終わらないよう期待する。個人的な希望として「単発的な行為ではなく、恒常的に社会で福祉を支えていく動きにつながれば」と指摘。「こういう行為がニュースになるのではなく、当たり前のことと受け止める世の中になってほしい」と願う。
一方、施設側からは“流行”の拡大に困惑の声も上がる。
10日夜、横浜市中央児童相談所(同市南区)に届けられたのはスポーツバッグのほか、ビジネス用のかばんとボクシンググローブ。南署の署員と相談した結果、「意図がはっきりしない」と拾得物扱いとした。「お気持ちを素直に受け止めたかったのですが」と杉山雅之副所長。保管期限が過ぎれば児相に引き渡されることになっており、あらためて活用方法を考えたいという。
同じく寄付が届いた児童養護施設の職員の一人は「もちろんありがたい」としながらも、複雑な表情。子どもたちには「多くの方々に支えられて生活ができている」と教え、寄付者には直接感謝の気持ちを伝えるよう指導している。顔の見える関係こそ、教育の根幹と考えるからだ。だが、漫画の主人公の名前では「お礼の言いようがない」。
地元にはメディアに取り上げられずとも、長年、寄付や慰問をしてくれる支援者がいる。「地に足の着いた支援に、もっと目が向けられていいはずだ」。やがて施設を出る子どもたちに必要なのは、地域で支えとなる人たちの存在だからだ。「児童虐待に胸を痛めている人なのだろうか。福祉への関心が高い人なのだろうか」。寄付者の姿に思いをはせるこの職員は「子どもたちの教育のためにも、ぜひ名乗り出てほしい」と話している。
(1月12日(水)11時30分 Yahoo!ニュース)



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