足元を照らせれて
2011 年 2 月 27 日
「汚れたら、本望です。」
とおっしゃって、お信者さんが、真っ白な草履を下さった。さらしで作ってくれたのだ。
摩利支尊天を祈って、人生の土壇場を乗り越えてきたお信者さんからのプレゼントだ。
護摩の油煙で、本堂の天井も壁も床も、私の草履も衣も、真っ黒だ。
「汚れたら、本望です。」その一言に、ジンときた。
こころある人が、行者の足元をみまもって下さっている。私の足元を照らして下さっている。それを思うと、無性にうれしい。まこと、行者冥利に尽きるのだ。
お信者さんに支えられて、そのおかげで、私は護摩を続けさせてもらっている。この道場で、祈り、祈られ、ともに、苦難の人生を乗り越えていこうと思う。
私は、ここで護摩供を修法するために生まれてきた。
護摩の光に活かされながら、檀信徒を照らし続けていくのだ。
人が自心に目覚めていく、その過程を照らし続けていくのだ。
それが、私の使命だ。これが、護摩という生き方だ。




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