天狗のすみか 「五本松 」
古来より「五本松」は天狗のすみかといわれ恐れられ、周辺では不浄を禁じ、夜中には人が近寄らなかった。
あるとき、犀川下流の昌安町に剣術指南をしていた赤良庄之助が七人の高弟に免許状を下附せられた。その高弟七人の中には侠客錦津屋政右エ門もいた。七人そろって夜中に摩利支天堂へお礼参りをしたところ、御堂が押しつぶれ、その音響すさまじく、一同逃げ帰り、翌朝恐る恐る行ってみると何事もなかった。一同は摩利支天が胆力を試されたのだと恐れ入りより一層の精進を誓った。
(『金沢俳優伝記』)

宝泉寺本堂を守る天狗さん
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