加 賀藩の兵学者有沢武貞が九歳の時、母とともに摩利支天山で茸採り中、武貞のからだが中に浮き上がり五六尺地から離れた。母は驚いて走り寄り、足をとらえて 引き下ろした。武貞は松の上に亡くなった伯父の関屋八平翁がおられ、来い来いと呼ばれるので行こうとしたと答へ母を驚かせた。側の芝の上には守り袋が落ち ているので、急いで武貞のからだにつけさせ終生離さなかった。 (『享保紀聞』) 宝泉寺本堂の大提灯
加 賀藩の兵学者有沢武貞が九歳の時、母とともに摩利支天山で茸採り中、武貞のからだが中に浮き上がり五六尺地から離れた。母は驚いて走り寄り、足をとらえて 引き下ろした。武貞は松の上に亡くなった伯父の関屋八平翁がおられ、来い来いと呼ばれるので行こうとしたと答へ母を驚かせた。側の芝の上には守り袋が落ち ているので、急いで武貞のからだにつけさせ終生離さなかった。
(『享保紀聞』)
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