護摩 > 炎の祭式

2012 年 1 月 9 日

護摩は、インドのバラモン教の炎の祭式が密教に取り入れられたものです。 火炉に護摩木を積んで燃やし、火中に五穀、五香などを投じ、香油を注いで供養することによって、願主の願い事を達成するものです。 古来より護摩は重要視されてきました。

なかでも五壇法は不動を中心とする五大明王を横におまつりし、それぞれを本尊として五人の阿闍梨が同時に護摩供を修して祈祷するもので、これを主宰するのは天皇に限られていましたが、のち藤原貴族によっても修せられるようになったものです。

実際に、護摩の火の煩悩を焼き尽くすがごとく燃えあがるさまは、実に美しく感動的なものです。火中に投げられた五穀、五香や香油のかおりは、日々護摩修行を勤修する当山にあっては、外から本堂に近づくだけでも、何となく嗅ぐともなしに嗅ぐことができ、そのえもいわれぬ香りは、天上の神にも達せずにはおかないものです。

 
Google Analytics, Yahoo! Web Analytics