摩利支天 > 勝負所で見えない功徳
2012 年 1 月 9 日
勝負所で見えない功徳
宝泉寺(金沢市)
政治家なら選挙、営業マンなら大きな契約、病人なら手術、学生なら大学受験や入社試験。人生には「ここ一番」と言える場面がいくつか待ち受けている。
金沢城の「鬼門」を守る金沢市子来町の真言宗宝泉寺は、こうした勝負所で、誰にも悟られずに目的を達成する「穏形」という功徳を持つ摩利支天を本尊としている。
高さ5センチほどの秘仏であり、加賀藩祖、前田利家が末森城の戦いなどで、自身のかぶとの中にしのばせて出陣したとも伝わる。
辻雅榮住職(49)は「今でいうリスクマネジメント、危機管理の神様でしょうね」と話す。辻住職は「摩利支天陀羅尼呪経」を見せてくれた。いわく、摩利支天は誰も見ることができず、つかまえることもできない。人にだまされることも、人に縛られることもない―。「見えない」功徳は、摩利支天に帰依する人に及ぶと説いている。
「勝守」というお守りを取り扱っており、「ここ一番」での勝利を願う人々が求めていく。
辻住職は「摩利支天に守られということは、拝まれる人になるということ。自信を持って歩んでほしい」と話す。
北陸鉄道、JR西日本バス「橋場町」から徒歩10分。
(2010,5,25北國新聞)




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