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田束山の蜘蛛仙人

2011 年 10 月 5 日 南無摩利支天

過日、南三陸町歌津でRQ市民災害救援センターの楽しい仲間といっしょに活動しました。 彼らのチームの中に一風変わった方がいらっしゃいます。田束山(たつがねさん)の怪人「蜘蛛仙人(くもせんにん)」です。 吉野沢仮設住宅で、足湯をしていると、ふらりと自転車であらわれました。痩せ型で、髪はボサボサ、髭はボウボウ、首にはクルミの首飾りをぶら下げ、足には脚絆と地下足袋。いかにも、歴戦のボランティアという感じです。「蜘蛛仙人」は、大学でクモを研究している学者のようですが、震災から歌津のさえずり谷に生息しています。 蜘蛛仙人いわく、

蜘蛛仙人

蜘蛛(くも)仙人


「ボランティアの限界がわかりました。やはり人と人を結ぶのは、宗教ですよ。」

「私、キリスト教だったんですが、もうやめました。」

「やっぱり、土着の神をお祈りしないと、、」

「だから、神社つくって、辻さんに祈ってもらったんです。」

「こんだ、洞窟の中にある滝場、西の滝場っていうんですが、そこにFさんと一緒に行くんですよ。」

そういって、自転車にまたがって山に帰っていきました。

蜘蛛仙人との出会いは、これで2度目です。過日、吉野沢仮設で芋煮会と足湯をするにさきがけて、事前打ち合わせをした際、RQ歌津センターに立ち寄り、偶然にも蜘蛛仙人と遭遇しました。

蜘蛛仙人は、拠点近くのさえずり谷に神社を仮設して、自分で摩利支尊天を手彫りし、神社のご神体としておまつりしていました。被災地で摩利支尊天を拝むとは、これまた奇遇です。ちょうど、竹製の鳥居ができたばかりでした。そこで、高野山足湯隊の真言行者3名が法螺を吹いてお経をとなえてきました。 蜘蛛仙人はボランティアの域を越えて、山伏(修験者)のような生活をし、地元の子どもたちといっしょに山遊びを堪能しています。なんだかちょっとすごいです。 おかげさまで、楽しい仲間が増えてきました。

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